髪の毛に関する情報には本当のようで事実とは異なるものもあります。その中でここでは、白髪を抜くと増えるのかということについて説明していきます。
目次
髪の毛の黒い成分、メラニン色素の役割
髪の毛の黒さはメラニン色素によるものです。メラニン色素は紫外線などを吸収する働きがあり、これによって肌を紫外線から守ることができます。
そんなメラニン色素は主に2種類あり、ユーメラニンとフェオメラニンに分けられます。それぞれ色素の色合いが異なり、それぞれの配合割合によって髪の毛の色が決定されています。人種によって髪の毛の色が多少異なるのは、これらのメラニンの配合割合が異なるためとなります。
白髪を抜くと増えるというのは事実か?
結論から言うと、白髪を抜くだけで白髪の量が増えることはありません。白髪はメラニン色素が作られないため、生じるものです。そのため、原因を根本から解決しないことには、同じ場所から白髪が何度も生えてくることになります。
老化やストレスなどによってもメラノサイトの働きは弱まってしまいますので、次第に白髪が多くなると勘違いするのかもしれません。
髪の毛を抜く行為は頭皮に良くない
白髪は抜いても増えるわけではありません。それなら安心して抜くことができると思うかもしれませんが、髪の毛のを抜くこと自体、頭皮にとっては良いことではありません。
髪の毛を抜く場合、たいていピンセットか手で直接抜くと思います。そうすると頭皮に少なからずダメージを与えてしまい、それが原因で毛穴が炎症を起こす危険性があります。髪の毛は頭皮にある毛母細胞によって作られますので、頭皮の健康は第一に考えなければなりません。
白髪は抜いても増えませんが、抜いたらといって消えるわけでもありません。白髪を減らすためには毎日の生活を見直す必要があります。生活習慣を正すことによって、白髪も多少減らすことができるかもしれません。
コメントを残す